先ほどの4人の様子を2人の少年が見ていた
「おい、ロン。お前何やってんだよ。」
ロンの兄で双子のフレッドとジョージ
ロンの顔を睨みつける
「何が??」
「泣いてたぞ。」
「えっ!?うーん。でもさっきからちょっとおかしいんだよ。」
ロンは先ほどが出て行った扉のほうを見た
「はぁ、お前ホントにバカだな。」
「あぁ、キングオブバカだね。」
「なんだよ。僕が何したって言うんだよ!!」
2人にバカにされてロンは顔を赤くしてた
「まぁ、お前にを心配する権利はないさ。」
「そうとも。じゃあ俺は今からをダンスパーティーに誘いに行くから。」
「は!?」
何でジョージが誘うんだよ?
ロンは目を丸くした
「別にいいだろう?ロニィはフラーを誘うんだろ?」
「それは・・・でもだからって。」
「おいおいどっちもっていうのはないだろ。」
「じゃあな。」と言い残して二人は大広間を出た
「なんだよ、あいつら。」
フレッドとジョージがいなくなってからロンが呟いた
「でもロン、あなたにも悪いとこあると思うわ。」
先ほどまで黙っていたハーマイオニーが口を開いた
ロンはハーマイオニーを睨みつけた
「僕がどれだけのこと想ってると思う?」
「でもはキミの気持ちを知らないだろ?伝えてないんだろう?」
「・・・・・・・」
ハリーの言葉に言い返す言葉が見つからない
「伝えてダメだったらどうするんだよ。は僕のこと友達としか思ってないんだ。
僕はのこと諦めるしかないんだ。だから今一生懸命諦めようとしてるのに・・・。」
僕の気持ちなんてわかるはずない
いつも一緒にいるのに
とても遠くに感じる
一緒にいるほど思いは強くなるのに
伝えてはいけない
本当の気持ち――――
「私のよく知ってる子にあなたと同じような思いしてる子がいるわ。
ずっと前から好きで、いつも一緒にいて仲良しなの。
でもその関係を壊すのが怖くて未だに自分の気持ちを伝えられないでいるわ。」
ロンはまたハーマイオニーを見た
ハーマイオニーもロンを見てさらに話を続ける
「でもその子はあなたみたいに諦めてはいないわ。っていうより諦められないのよ。ホントにその人が好きなの。
いっそのこと他の人を好きになったほうが楽なのに・・・・その人の側にいるだけで幸せだからって言ってたわ。」
ロンは下を向いた
自分のに対する気持ちは本当のものだと思っていた
絶対に誰にも負けない自信があった
でもは友達で・・・・
だからこのまま諦めて自分の気持ちをごまかそうとした
そんな自分が恥ずかしく思えた
「告白してみたら?がどんな子かはキミも知ってるだろ?キミが自分の気持ち伝えたからって避ける子じゃないだろ。」
「えっ!?//で、でも・・・・///」
ロンは頬を赤くした
「は・・・僕がフラーを好きだと思ってると思う。」
あの時のいる前で
自分の気持ちを誤魔化した
いまさら気付いた自分の過ち
は本当の気持ちを信じてくれるだろうか??
「がそう思ってるならちゃんと説明すればいいじゃないか。」
そうか
ここで自分の本当の気持ちを伝えなきゃ
もう一生伝えられないだろう
だって・・・・・・
やっとちゃんと好きになれる勇気が出たから
伝えなきゃ
もう誤解させたままには会えない
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