あいつを見ているだけで

 俺はおかしくなりそうだ

 あいつをこの手に収めていたい

 俺一人だけのものに

 叶わぬのなら殺してでもいい





 独





 「ドラコッ。」
 
 「あ?か。何だ?」


 は一人で暇そうにしているドラコに笑顔で話しかける

 はグリフィンドール生でハリー、ロン、ハーマイオニーたちととても仲が良い

 にもかかわらず天敵であるはずのドラコにもよく声をかけたりする


 「今日は御付きはいないのね。」

 「あぁ。」

 「もぉ、また。」


 いつも返事はこれだけ

 ドラコはこうして冷たい態度をとっておけば

 がもっと必死に話しかけてくるのを知っていた



 そうやって僕のことだけ考えてればいい

 僕だけを見て

 僕にだけその声を聞かせ

 僕のためだけに生きていればいい



 「おい、。」

 「あっ、ロン。」


 はロンの元へ駆け寄る

 ロンはドラコと話すを見てムッとした


 「に何したんだ?」

 「言い掛かりか、ウィーズリー。」


 ドラコもまたとの間を邪魔され機嫌を損ねる

 
 「あぁもう、そこまでねぇ。談話室戻ろう、ロン。」


 はロンの背中を押す


 「あぁ・・・またね、ドラコ。」


 ドラコにふっと笑顔を向けるとはロンをつれてその場を去った



 いつも邪魔される
 
 あいつがいるかぎり

 は俺のものにならないのか

 あいつから奪ってやりたい

 僕のものに



 








 「あ、ドラコ。まだここにいたんだ。」

 「・・・・・・・・。」


 一時してが戻ってきた



 こいつは馬鹿だな

 僕が何を考えているのかも知らずに



 「相変わらず冷たいね。」


 は俯きため息をつく

 顔を赤くして今にも泣きそうな目をしていた

 それを見てドラコは今までの想いをぶつけるように

 を床へ押し倒した


 「ド、ドラコ?!///」

 「お前を他のやつなんかに渡したりしない。」

 「何言ってるの?おりてよ。」

 「構って欲しいんだろ?」


 ドラコは嫌がるの手を片手で押さえつけ

 もう片方の手で強引に服を脱がせる


 「淫らな格好だな。」

 「ドラコ、やめて。」

 「うるさい。僕のことだけしか考えられないようにしてやる。」

 「あ・・やっ。」


 ドラコがの首筋を舐め上げると

 は思わず声を上げる


 「こういうの好きなんだな。」

 「違うよ。ドラコ・・ダメ。」


 ドラコは舌を這っての膨らみの所まで持っていった

 
 「どうせお前はここが好きなんだろ?」


 ドラコはふくらみの頂にある飾りを吸いあげる


 「やぁ・・・ド・・ラコ。」


 名前を呼ばれるたびドラコの欲は増していった

 ドラコは同じところを何度も吸ったり舌で押したり転がしたりした


 「あぁ・・もう、無理・・・。」

 「気持ちいのか?」


 ドラコがの顔を見ると

 の顔は赤く火照っていて色っぽかった


 「こんな顔・・誰見も見せたくないな。僕のものにならないならいっそ殺してしまいたい。」

 「えっ?」


 ドラコはの首を両手で押さえ締め付けた


 「苦・・しい・よ・・。ドラ・・コ。」


 は必死に声を振り絞った

 その声も今のドラコには届かず

 はただ殺される恐怖に怯えていた

 はっとドラコは彼女の流す涙を見て我に返り手を離す

 は苦しそうに咳こむ


 「わるかった・・でも、この想いだけは止められないんだ。」


 その後もドラコは行為をやめずのスカートを捲り上げ

 下着を剥ぎ取り秘部を露にする


 「もうやめてよ・・。」


 の声も聞かずに

 ドラコはすでに濡れているソコの中に指を入れる


 「・あん・・・ドラコ・・・。」

 「身体は正直だな。」


 ドラコは一度指を抜き絡んでる液体を舐めとる


 「お前も舐めろ。」


 ドラコはさらに自分の指を舐めの液を舐めとった後

 強引にキスをしの口の中に流し込んだ


 「・・・・んん!!」


 の口内をたっぷりと犯してから唇を離す


 「・・はぁ・・・はぁ・・。」

 「上手かったのか?」


 ドラコは不敵な笑みを浮かべた

 そして再び指を入れると中を滅茶苦茶に掻き回した


 「やぁ・・はぁ、だめぇ。やめて、ドラコ。」


 は涙を流しながら懇願する


 「もう、我慢できない・・・。」


 ドラコはすでに昂ぶっている自身を取り出し

 先端をの入り口にあてた


 「入れるぞ。」


 ドラコは一気にを貫く


 「痛い!!いやぁぁぁぁ!」

 「ちょっときついな。」


 ドラコはの膨らみをほぐしながらキスをする

 一遍にくる快感には溺れた


 「ドラコ・・・。」


 が自分の名前を呼ぶ

 そのことでさらに高まる自身を

 ドラコは動かし何度もを貫いた

 そのたびには甘い声を漏らす


 「・・はぁ、ドラ・・・コ・・。ヤダ。」

 「ここまできてまだそれか。」


 ドラコはスピードを上げる


 「ああ・・・いやぁぁぁぁ!!」


 まもなくは果て

 その締まりに絶えられずドラコもの中に愛液を放つ











 一時経って落ち着いたは服を調え部屋を出ようとした


 何も言葉にせず

 ドラコに背を向けて


 そんなをドラコは引き止める

 
 「すまなかった。」


 それしか言うことが出来なかった

 嫌、それすら許されないことかもしれない

 愛するを強姦したのだから


 「・・・・きだったのに。」

 「え?」


 は声を絞り出した


 「愛していたのに・・・。」


 は一度だけドラコに振り返る

 涙を溜めた目で

 そんなの顔を見て

 初めての愛の言葉を聞いて

 ドラコは思わず手を離した

 その瞬間には涙を流し部屋を出た


 「・・・。」



 もう戻ってこないだろうか

 彼女の心を知っていれば

 僕がもう少し我慢していれば

 二人は心まで繋がっていたのに


 僕は独りになってしまったのか


 FIN...