ちょっと困ったことになりました




ヤキモチ



最近私の大好きな彼がとても人気者なのです


人気者なのはよいことなんだけど・・・・

女の子と楽しそうに話しているところを見るのはやっぱりちょっと嫌です

が想いを寄せている人

それは同じ寮で同じ学年のロンである


「ねぇハリー、ハーマイオニー。ロンすっごく楽しそうだよねぇ。」


はハリー・ハーマイオニー・ロンととても仲良しで

もちろんハリーもハーマイオニーものロンを思う気持ちを知っている

だからこうしてたまにの悩みを聞いたりしているのである


「ロンは今この間の三校対抗試合のことで脚光を浴びているからちょっと浮かれてるんだよ。」

「もう、ロンってばはしゃぎすぎなのよ。ちょっとはのこと考えなさいよね。」

「それは無理だよ。だってロンは私の気持ち知らないし・・・・仕方ないよ。私はロンが楽しそうにしてくれて嬉しいよ。」


は苦笑いをする




嬉しいけどさ


みんなに見せる笑顔を私にも向けてほしい


出来れば私だけに








しばらくしてロンがたち3人のところにきた


「ねぇ、。君は気にならないのかい??」


またその話


「どうして?もう聞いたからいいわ。別の子に話してきたら?」







つい厳しい口調で言ってしまった


ロンを見ると悲しんでるような怒ってるような難しい顔をしている







本当は話したかったはずなのに


なんて自分は素直じゃないんだろう






ロンはまた別の友達のところへ行った


は悲しげにその姿を見る


ロンが別のこと仲良く話してるのを見て胸が締め付けられた



行かないで


私のところにいて笑ってよ・・・
















「ロンのばかぁ!!!!」


突然の叫び声にロンも周りの人もハリーもハーマイオニーもみんな驚き

見開いた目をに向ける


「何よ、自慢話ばっかりしてでれでれしちゃって。見てるのすっごく嫌なんだから・・・」


そしては大きく深呼吸する



「私はロンが好きなの!!!」



突然の出来事ばかりでロンはぽかんと口を開けたままである



「だから、私のところにいてください・・・」


は俯き泣き出した

自分でもこんなこと言う気はなかった

気が付いたら叫んでいた

こんな大勢の前で・・・

そして今まで溜めていた思いがない涙として溢れ出た



、ゴメン。」


固まっていたロンがに近づき慰めるように抱きしめた

は驚いて顔を上げる


「僕浮かれすぎてたよ。」


ロンは先ほどがしたように深呼吸をする


「僕ものこと好きだよ。」


叫びはしなかったが声を振り絞って告白したことはロンにしてみれば上出来である

彼の顔はリンゴにも負けないくらい真っ赤である


「ロンー!!」


は嬉しさのあまり抱き返した

それと同時に周りから歓声が飛んできた

こうして2人はホグワーツ公認カップルとなった

それからまもなくハーマイオニーに咎められロンの自慢話は語られなくなった




fin...