太陽のように輝いてる君は
僕にとっては眩しすぎる
何度掴もうとしても
高く高く飛んでいく
まるで真っ白な綿毛のように
真っ白な綿毛のように
「・・・。」
付き合えたら少しは君に届くかなって思ったけど
やっぱり眩しすぎるよ
ロンは寝転んだまま手を伸ばし太陽の光を遮る
「呼んだ?」
「わぁ!」
がにょきっとロンの上に顔を出した
「ビックリした。」
「えへへ、何してたの?」
はロンを起こして隣に座る
「べ、別に。」
「ふーん。」
不自然に目をそらすロンには疑いの眼差しを向ける
「何か隠してない?」
「そんなことないさ。」
ロンは必死で誤魔化す
その様子にはこれ以上何も効かずただロンに優しく微笑んだ
「そっか。じゃあいいんだけどね。」
「。」
こういうときのはすべて見抜いてるんだ
僕が誤魔化してるってことも
それでいて何も聞かない
顔は幼いのに心はずいぶん大人っぽい
その優しさが本当に眩しいよ
「気にならないのかい?」
「だってロンは聞いてほしくないんでしょ?」
「うーん。」
「ほら。」
はくすっと笑った
「私のこと?」
「え?」
初めてがこうやって聞いてきたことにロンは驚いた
「そうなんだ。」
は俯いた
「あの、えっと・・落ち込まないで。のことだけど悪い話じゃないから。」
いつも笑顔だったが初めて見せる
落ち込んだ表情にロンはあたふたして弁解した
「じゃあ言ってくれるのね?」
「わ、わかったよ//」
がいきなり顔をあげロンを見たので
ロンは頬をちょっぴり赤くした
「僕はただが眩しいって思っただけ。」
「マブシイ?」
は首を傾げる
「うん。君は本当に優しいよ。心からキレイで、僕にとっては届かない人・・みたいな。」
ロンは照れ隠しに苦笑した
「悪い話じゃん。」
がむすっとしてロンを睨む
「私はそんな神様みたいな人じゃない。そんな風に思ってもらうよりロンの一番身近にいる人でありたい。」
はロンに飛び付きぎゅっと抱きしめた
「ちょっ、?!///」
ロンは顔を真っ赤にしてを受け止めた
「ロン、しっかり掴んでないとホントにどっか飛んでっちゃうよ。」
は不機嫌っぽく言った
そんなを見てロンは静かに微笑みの背中に手を回した
「ちゃんと掴んでるよ、ずっと。」
「約束だよ。」
「もちのロンさ!」
とロンは2人で笑いあった
そしてふわっとした触れるだけの口付けをした
君が遠く感じたのは
僕が手を伸ばしきれてなかったから
眩しさに逃げてたんだ
でももう大丈夫
やっと君を捕まえられたから
fin...
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