必要
「おい、お前こんなところで何してるんだ?」
「あっ、ドラコ。」
ドラコが部屋に戻るとがベッドに座って待っていた
は最近付き合い始めた同僚同級生の少女
「お帰りなさい。」
「何の用だ?」
ドラコは呆れ顔でローブを脱ぐ
「ドラコに会いたくて。」
は笑顔で言い
ドラコのローブを受け取りハンガーに掛ける
「それだけか?」
「何よ、それだけじゃ悪い?彼女なのに・・・。」
そう、彼女なのに
ドラコはいつも素っ気ない
名前すら呼んでくれない
ドラコにとって私は必要な存在?
「どうした?」
ドラコは突然頬を膨らまして俯いたのあごを持って顔を上げさせる
「んー・・・なんでもないよ。」
「言え。」
ドラコの強引な態度には渋々言う
「じゃあね、名前呼んで。」
「名前?」
ドラコは思いもよらなかったことに訝しげな顔をする
「だってドラコ一回も私の名前呼んでくれたことないもん。」
「気にしてたのか?」
ドラコは少し申し訳なさそうな悲しげな表情をした
「あっ、いや・・・ちょっとね。」
初めて見るそんなドラコには戸惑った
「・・。」
「えっ?!///」
「一回で聞け///」
彼女の名前を呼び顔を赤くするドラコ
はしっかり聞こえてたはいたが
突然呼ばれたことに驚きは思わず間抜けな声を出しただけだった
まぁいっか・・・
もう一度聞きたいし
「。」
ドラコの綺麗な瞳に見つめられ甘い声で名前を呼ばれたことに
は見惚れて固まった
「おい、。」
「あっ///」
我に返るなりは顔を赤く染めドラコに抱きついた
「お、おい///」
「嬉しい。」
こうしてドラコに触れるのは初めて
とても暖かい
「調子狂う・・・。」
「たまにはいいじゃない。」
はぁ、とため息をつくドラコ
そっとの背中に手を回した
裏に続く・・・・・・・・・・・
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